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圭通信より ストールプロジェクトについて

2017年09月14日

愛するみなさんこんにちは。
気がつくと夏が過ぎ去っていきますね。最後に圭通信をお送りしたのは福岡個展の前。
たくさんのご来場をいただき、また、これまでにないくらい沢山の絵が旅立っていったこと、皆さんに心から感謝します。ありがとうございました。
そうして、前回の圭通信でもお知らせした「ストールプロジェクト」も、元気よく前に進んでいます。 事前にお申し込みいただいた数は目標の200には及びませんでしたが、これで生産可能なように調整できました。
実は、9月15日までが、事前申し込みの期限となっていて、18000円でお申し込みいただけます。また、それまでに注文いただくとポストカードセットもプレゼントいたします。

お申込みはこちらからできますよ。

http://keiyasaka-project.com/

 

 
個展に向けて、集中制作を行い、展示をして、皆さんと語らい、多くの絵を見送ったあとは、自分が風の中で消えてゆくような感覚を感じます。 それは、わたしが愛着をもってこの世界に関わろうとしているのを、宇宙の風が、やさしく手をほどき、物質のさきにある本質へと向かわせるために体験させてくれている、微細なエネルギー体験なのだと思います。この種の体験を、人は「寂しさ」として理解し、記憶のクローゼットに分類して収納するのかもしれませんが、わたしにとっては、「自分」という存在が光のパーティクルに還元されていくような心地よさもあり、わたしはわたしではないという「真実の再確認」の体験でもあります。
その様な時間の前後には、空白があり、日常の生活はペースを緩めたり、止まったりしがちなのですが、今回は間髪をいれずに、大島でのストール原画制作へと、時空が加速して進んでいきました。
大島。今回「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産への登録で注目をあびる小さな島ですが、福岡市内から二時間ほどで行くことができます。しかし、短い距離であっても、海を渡ると、そこは都会とは違う時間が流れ出す。わたしはそこに4日間滞在して、島の自然や精霊たちを十分に感じることが出来ました。


沖ノ島は遠く大島から50Km先にあります。そこは、特別な神職だけが上陸できる聖域で、人々は大島にある遥拝所からその聖域の神的存在を祀ってきました。はるか海上に浮かぶその姿を、私もはっきりと見ることが出来ました。地元の資料によると、その沖ノ島に祀られている「タゴリヒメ」という女神の名前には、「霧が立ち込める」という意味合いがあるそうです。まさに、彼方の世界にエネルギーが凝集し、凝り固まって、特別な力がこの世に宿る。その感覚が島影に感じられました。
島は、車で20分もあれば、一周できてしまいます。港のそばには少しお店もありますが、それ以外はのどかな海岸や森が続きます。丘を登ればぐるりと360度見渡せる場所もあり、風車や、牧場が、豊かな自然を感じさせてくれる。暑いさなかではありましたが、あちこちをトレッキングし、スケッチしたりして、その場所のエネルギーを感じていました。
そう、その時のスケッチを今回のプレゼントポストカードにしています。


民宿に泊まることで、朝日と夕日を地平線の先に眺めることが出来ます。宗像の神湊からでるフェリーは、ほぼ一時間に一本で、日暮れ前には最終便が終わります。ですから、この島で寝ないと、あの朝日と夕日は見られない。それは一日の中で一番美しく、わたしは毎日、最高のロケーションをさがして、夜明け前に宿を出ました。大島には、「中津宮」という拝殿があって、そこに「タキツヒメ」という女神が祀られています。
この、宗像の関連遺産群では、宗像三女神とよばれる「タゴリヒメ」「タキツヒメ」「イチキシマヒメ」の姉妹が祀られています。そのうち、「タキツヒメ」がこの中津宮にいらっしゃるということです。「タキツヒメ」の「タキツ」には、「たぎる」や「たき」というような意味があるということで、海上の大きな渦や、潮流をあらわしているということです。馬蹄岩と呼ばれる場所に立つと、玄界灘の大きな渦のような流れを感じることができますが、まさに、何かを生み出す、世界へと発信していく力が、しっかりと感じられました。
では、島から陸へもどって、宗像大社で祀られているのはどんな女神か。それが「イチキシマヒメ」です。これは「斎く(いつく)」というような意味をもっていて、人々が集まり、自然神をまつる様子があらわれているといいます。たごり、たきつ、いつく。そうやって、海の向こうからやってくるものが、宿って、生まれて、育っていく。
遥か彼方、まだ、この国が縄文の名残を残していた頃、圧倒的に文明化された海の向こうからやってくる物や人との往来があった、北部九州。その大きなギャップの中で、さまざまな出会いがあり、変化があり、アイデアが生まれ、大陸にもヤマトにもない、新しい文化、アートがこの地に生まれていったことでしょう。


そう、今回のストールのテーマは「誕生」。私自身、この北部九州・福岡に生まれて、時代のギャップ、文化のギャップ、感性のギャップをたくさん乗り越えて、私にしか出来ないアートを創造しています。
その、違いを乗り越え、新しいなにかを生み出すというはたらきを、この大島で感じることができました。
島には、一軒だけ、今風なカフェもあって、早朝の制作を終えると、そこでコーヒーを飲むのが楽しみでした。店をやっている女性から、地元の様子や、祭りにかける島の人の真摯さを聴かせてもらって、どんどん変わっていく福岡の中心街とはまったく違う世界が、ここに残っているのも体感しました。
四日間は、とても美しく、なだらかな時空のカーブと、途切れることなく愛し合っているような時間でした。
その時間の中から生まれた原画を重ね合わせ、今、三本のストールが生まれつつあります。私が、納得がいった日にそれを公開します。

空・海・大地、その3つのテーマによるストールは、「空」がタゴリヒメを宿し、ブルー系のストールになりそうです。「海」はタキツヒメが生まれて、マゼンダ系の色合いに。そして、「大地」のストールは、多くの人が集まって生まれたものを育てていく場を形成する、イチキシマヒメが宿り、虹色のストールになります。

 


数年前にオリジナルストールを作りたいと思って、岐阜まで布を探しに行ったときにご縁をいただいた繊維会社の森親子も、全面的協力してくれていて、今回、世界的大手ブランドが森親子とともに開発している、最新の天然素材でつくった布を提供くださいます。コラーゲンから作られた繊維だといいます。
私は、滞在中、また、宇宙の大きな愛につつまれて、わたしという体を使い切って、今の世界に、愛と光をひたすら届けなさいと言われているのを感じました。
同じような事を、この圭通信を遡れば、十年以上も前から言っていると思います。その頃から比べたら、私の絵の光に振り返ってくれる人は格段に増えている。しかし、世界に届けなさいといわれても、まだまだ小さな活動です。でも、このストールは、それを着けた人が街を歩くだけで、目には見えない女神たちの輝きと愛を、広めてくれる。それを着けた人を包んでくれる。そういう特別なストールが、いま、誕生しつつあると感じています。
四日間の集中制作の中で、2018年のエネルギーについても、受信して、アートカレンダーの原画を受け取りました。海のなかに立つ島で、来年は、人類にとって、新しいコミュニケーション意識の発展が可能になってくる様子が見て取れました。
あの大島での時間の後、福岡に戻り、「はごろもアート」のイベント、福岡アートレッスン、そして、東京での10月の個展の準備と、淡々と創造の日々が続いています。
ストールプロジェクトは、実行委員会のスタッフが、進行を管理してくれていて、私は、原画の仕上げに集中することができています。 彼らの真摯さを見ていても、このプロジェクトの成功と発展をいのりたくなります。
ぜひ、15日までに、ご賛同ください。もちろん、それ以降も事前予約の価格とは変わりますが、お求め頂けますよ。近日中に、デザイン案は発表できそうです。
さあ、稔りの秋です。 ただ、食べ物が稔るだけではなく、冬からのプロセスで体験した心の糧も稔を得るのがこの季節です。
あなたは、ご自分という宇宙の中心から、なにを自分自身に受け取りますか。すべての人の手の中に、かならず光の稔があります。 目をとじて、そっと手を開いて、それを感じてみてください。 あなたの愛が、きっとそこにありますよ。
皆さん、よい週末を。 それでは、また。
今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!