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ブリュッセルの作品たち

2013年04月27日

愛する皆さんこんにちは。

連休前の福岡は、あちこちにツツジの花が鮮やかです。このツツジ、福岡の県花なのです。
この花の赤味から、私は気の強い女性の感覚を受けます。おしゃれが好きで、新しいものが好きで、いつも輝いているけれど、とても繊細でやわらかい。
それは、女性性の美徳です。世界はその美徳から多くの喜びを受け取ります。

ベルギーでの展示が終わりました。
私の絵がヨーロッパ大陸に旅をしたのはこれがはじめてでした。ギャラリーオーナーの話しではとても好印象だったということです。
興味をもって作品について尋ねていく人も多く、小さな作品ではありますが、一点、成約したそうです。

ありがたいことです。
世間がどうあれ、私は淡々と宇宙からとどく愛の感覚、光の感覚をなるべく素直に見える形にするだけ。
素材や技法は研究はしますが、極力こだわらないで。
そうやって、これから生み出される絵が、世界に広がって行くといいなと思います。
目の端にそれが写るだけでも、その絵のせいとはしらず、優しいエネルギーが響くような。

そのような降りてくる感覚で絵を描く時、私は宇宙と制作前の打ち合せというような時間を持っているのでしょうか。
あったとしても、それは自問自答の域になってしまうかもしれません。なぜなら、絵を描き始めると良い意味で、もともと持っているイメージや予測は、ほとんど裏切られてきましたから。

それでも、すこし私のわがままから、宇宙との打ち合せを頼んでみた事があります。

私がうけとる感覚には、コントラストのつよい劇的な感覚というのがありません。アートフェアに参加すると、とにかくセンセーショナルな作品が沢山並びます。人間の持っているあらゆる感覚に工夫を凝らして訴えかけています。そのなかに並ぶわけです。

「絵として、見栄えのつよさを生むために、そんなドラマティックな演出はいかがですか?そうしたら、宇宙さんの絵に気づく人が増えて、多くの人にあなたの愛が届くかもしれませんよ?驚くような、大胆な、激しさなんて、いかがでしょうか。」

「君にいったいそんな技があるというのか。そもそも、君がうけとっていない何かをねつ造するような知恵が君にあるとでも?私がそれが必要ならば、そういう技にたけた巧者を選ぶだろう。」

「そうなんですね。私もまだ、私の事を良く知らないので、やれば出来るかと思いました。あなたそのものを感じると、ますます繊細で、透明な感覚になってきます。それをそのまま、写し取ると、いったい人々は見えるだろうかと考えてしまうのです。」

「『考える』ことが、私とともに働くときは、如何に無用か良く知っているのではなかったのか?君が友人にいつもそう話しているように聞いたが。」

「確かに考えたところで仕方ありません。しかし、このままでは、ドラムロールのまわりで鈴虫の声を聞くようなことになりませんか。」

「私の音は鈴虫よりも遥かに小さく、ドラムロールよりも激しく響き渡る。」

「・・・。やっぱり考えるだけ無駄ですね。」

その後、私を通って生まれた絵を今日は3点お見せします。
小さな画像であっても、こうしてお見せ出来ること、嬉しく思います。

泉のざわめき

林の律音

閃光の時間

実際、ブリュッセルの会場にはとても刺激の強い作品が並んでいたようです。
ですから、その会場の中で、この絵たちに目をとめ、興味の声を聞かせてくださった人々は、小さな選択を精神の中でしているわけです。

「幽(かそけ)き音の中にこそ。」

私は、そうやって目をとめてくださった方が絵の魅力よりも、自分の中にある優しさや輝き、神聖さに目を向けたのだと感じるのです。

その気づきは、きっとその人の生活の中で息づきます。
そして、その絵を見たからとは知らずとも、自分の本質にすこし愛を注ぐとき。

アートは歩きません。重機を動かしません。メスにもならず、針にも糸にもならない。
けれど、何かが出来るのです。

アートにしか出来ない何かが。

さて、5月。
制作にはちょうど良い季節です。
制作場所をととのえて、じっと音が聞こえるのを待ちます。
一日、一筆も受け取れない日もあるでしょう。

それでも、笑顔で。
淡々と、のんびりと。

あなたがどんな一日の中に居たとしても、宇宙は愛に満ち、あなたを包んでいます。
そう、信頼して。

宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!