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2017年秋・東京アートレッスン/個展お知らせ

2017年09月26日

愛する皆さんこんにちは。

恒例の八坂圭個展-東京・秋です。もちろん、2018年カレンダーも用意してお待ちしています。
「跳ねるひかり」とは、宇宙からの無限のサポートの光が、この機会に、思いもしない方向へも飛び散り、あらたなスターシードが宿っていくチャンスを示しています。この機会をお見逃しなく。

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八坂圭 展
−跳ねるひかり−

2017.10.11(水)~10.24(火)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)

※17(火),18日(水)休廊

レセプションパーティー
2017.10.11(水) 17:00~


八坂圭個展DM

Shonandai Gallery
〒106-0032
東京都港区六本木7-6-5
六本木栄ビル3F
TEL/FAX 03-3403-0103
WWW.shonandai-g.com
info@shonandai-g.com
地下鉄(日比谷線・千代田線・大江戸線)
徒歩3〜5分
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そして、引き続きアートレッスンを吉祥寺で行います。
https://goo.gl/FCYHy6

10/28 土曜日 ー 10:00-12:00 13:30-15:30 17:00-19:00
10/29 日曜日 ー 10:00-12:00 13:30-15:30 17:00-19:00
10/30 月曜日 ー 10:00-12:00 13:30-15:30 18:00-20:00

受付開始は9月29日(金曜日)の午前9:00からです。
メール・お電話・FBのメッセージなどでお申し込みください。

しばらく東京で過ごす日々がまたやってきます。
今回も、絵と引き換えに20日間滞在させてくれる家があります。
そうやって、日々を保ちながら、関東方面の皆様に私の絵をとおして響く宇宙の愛と光を届けます。

絵でありながら、絵ではないなにか。

わたしもいまだ、それがなんなのか言葉では説明できません。

しかし、瞑想と制作と日常生活が、強い力で拮抗しあうとき、目をそむけることの出来ないリアリティーを捉えることが出来ます。
そう、たしかな手応えがある、一点一点。

例えば、これは「時間の通路」という作品。



こういった作品に関わっている間、わたしは実際に時間を行き来することのできる、別の次元の通路のなかに意識を保っています。
ですから、すこし先の景色や、過去の様子を垣間見ることもあります。
その時空には、個人というエネルギー場がなく、綾なす色や光、響きとして多次元的な様子を見せてくれます。
そのビジョンの中にいるときに、「この情景に人間的な立場から判断や意味付けをするべきではない」という厳かな感覚に包まれます。
しかし、目を開けてキャンバスの前にいるときは、「あの世界で見たものを自由に描きなさい」と宇宙から背中を押されるように感じるのです。

私の経験や知識がどうであっても、そこに響いているなにかに対して、わたしのなかのリアリティーは高まっている。
そして、その絵を必要としている人が、地球にたくさんいる。わたしはそう感じています。

ですので、ぜひたくさんのお友達をつれて、ギャラリーへ来てください。
そう広くない場所ですが、絵たちと、ゆっくり語り合えますよ。

アートレッスンで、今という時間を地球で過ごすために必要な大切な内面の光を再確認していく方も、全国に増えてきています。

いまのところ、東京では年に2回しか開催できませんが、その機会を是非活かしてください。

世界遺産の宗像大島で原画を描いたストールも、会場でご覧いただけるよう、鋭意、進行中です。お楽しみに。

それでは、また。

今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!

圭通信より ストールデザイン発表

2017年09月18日


愛するみなさんこんにちは。

いよいよストールの原案を発表します。
大島で描いたドローイングをもとに、デジタル技術でそれらを幾層にもかさね、宗像三女神が与えてくれたエネルギーの響きを一つのビジュアルにしていきました。

まずは、三女神の長女ともいい伝えられる、タゴリヒメの感覚を受け取った、「宇宙とつながる空」、SIS。


「SIS」とは、トルコ語で、「霧」を意味します。
タゴリヒメは沖ノ島の神域に祀られています。今回の滞在中も、一日だけ、その島影をはっきりと見せてくれた沖ノ島。いつも霧のむこうに隠れています。玄界灘の霧幻のなかに未知の世界へと続く海の道。その霧幻のなかで、空に満ちるエネルギーが凝集して、神的存在が表れます。それがタゴリヒメの響きとなります。まさに、天から地へ、はじまりのエネルギーを受け取るプロセスがそこにあります。私のストールのなかでは、はじめて全体がブルー系に包まれたデザインになりました。海の正倉院とも呼ばれる沖ノ島の先には古代のシルクロード文明があります。いにしえびとは、多くの物品をその道をとおして商いましたが、貴人たちは、それら宝物の中で、はるか西域で出土する青い石を渇望したと言われています。それはラピスラズリだったのでしょうか、トルコ石だったのでしょうか。実体をつかめないはるか彼方の異国への、憧れそのものの色が、青だったのかもしれません。今回のストールには、すべてその西域の国の一つである、トルコ語でサブタイトルがついています。この、かつてのシルクロードの末端である、福岡から、絶えざる時空を超えて、未来の西域にまで、このストールの愛と光よ届け、という思いを込めています。

このストールのエネルギーがサポートするキーワードとしては、「未来」「可能性」「受胎」「新しい出会い」「発見」「ベストなタイミング」などが感じられます。

 

そして、四日間愛し合った大島の自然の中に宿る、タキツヒメの感覚をまとった、「宇宙とつながる海」、Girdap。

 

「Girdap」とは、トルコ語で「渦」。タキツヒメの「たきつ」には、海がたぎる、瀧のような水の動き、というような言霊がひそんでいます。島の中のいくつかの岬にいくと、その玄界灘の荒く力強い波濤が岩で砕かれて、渦を巻き、海の大きな力を見せてくれます。タキツヒメは、タゴリヒメが受け取ったエネルギーを、この目に見える世界へと、生み出していく、そのエネルギーに満ちています。島のリズムで、古代の踊りをゆるやかにみせてくれる。そんな手触りを、製作中に感じていました。女神の形を追おうとした描線は、しかし、ストールとして身にまとってしまうと、目立つことはありません。それらは、やわらかな色彩の変化の中で、一つのアクセントとなって、あなたの首もとを洗練させてくれます。また、タペストリーとして壁にかけたときには、あなたの中に宿っている、「表現力」、「具体化する力」、「クリエイティビティー」を目覚めさせてくれることでしょう。このストールの持つそのほかのキーワードは「本来の女性性」「直感的な行動」「積極性」「人を救う財力」などが感じられます。

そして、宗像大社でまつられ、日本全国で人気のあるイチキシマヒメの響きを写した「宇宙とつながる大地」、Tarla。



「Tarla」はトルコ語で「場・フィールド」を意味します。イチキシマヒメの「イチキ」には、「斎く(いつく)」「祀る」という感覚の言霊が宿っています。それは、遥か彼方の世界からやってくる神的存在たちを、いにしえびとが敬意をもって受け入れ、その高い響きを自分たちの世界と末永く、睦まじくしていく場所と時間を見せてくれています。今年、世界遺産に登録された、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群のなかで、その信仰と風習が実際に現代社会に受け継がれていることが、ユネスコにおいて評価されたと聞きます。その精神文化の中心にあるのが、宗像大社で、そこに祀られるイチキシマヒメです。そこには音楽もあったでしょう。そこには踊りもあったでしょう。そこには詩も生まれたことでしょう。そして何より、宴の中でほころぶ、人々の笑顔があったに違いありません。このエネルギー体が、サラヴァスティーと習合して、弁天様と呼ばれたのも、宇宙的な感覚では故あることなのかもしれません。このストールには、「幸福感」「豊かなコミュニケーション」「十分な蓄え」「博愛」「寛容さ」「美意識」などのキーワードが感じられます。

 

どのストールも、実際に纏っていただくと、様々な表情を見せます。しかし、以前よりもしっかりとテーマ性をもったエネルギーに仕上がっているようです。これは、きっと、宇宙が、今という時間をポジティブに生き抜こうとするあなたに、明確なサポートを届けたかったからなのかもしれません。

今回、滞在中に使わせてもらった宿は、窓がすべて海の方を向いて開かれていて、朝に夕に、美しい波間の光を感じさせてくれる場所でした。日中、たくさんの汗をかきながらスケッチや制作をしてまわって、宿の畳の上に戻ってくると、海の上で、三女神が、自然の豊かさ、美しさ、その強さ、そして、人間たちがいにしえから、宇宙がなにかを生み出す創造力を、人間の命の誕生にまつわるプロセスにかさねて、そこに畏怖を覚えてきたことの正しい気づきについて、たくさん語ってくれました。それは、とてもリラックスして、豊かで、幸せで、そして厳かな時間でした。

そう、私たちの中には、宇宙の創造性と響き合うなにかがあります。私たちは自分たちのそのような能力を卑下するとき、女神たちのエネルギーも低く見積もっていることになります。われわれには希望がある。宇宙が絶えざる進化をかさねて、今という宇宙生命を生きているのと同じように、私たちが築きつつある、あたらしい地球文明も、そのリズムと呼応して、さらに発展と調和を選ぶことができます。その土台には、ひとりひとりの、豊かな魂の充溢に根ざした、生活と言う名の「時空の芸術」が必要になります。The life is an art. ひとりひとりがそうなのです。あなたのそのあなたという作品に、よかったら私のストールを活かしてみてください。きっと、すてきなことが起きますよ。

割引期間は過ぎましたが、まだ、ご予約いただけます。
http://keiyasaka-project.com/

※(※実際のストールでは、布での表現となるため、画面の発色とは若干色合いの印象が違う場合もあります。)

さあ、10月11日からは、六本木での個展です。私の絵たちや、私という活動が、どんなふうに地球で受け入れられて、どう、地球人たちがつかっていくのか、さまざまな存在が笑顔で見守っているのを感じています。私自身は、この与えられた体を、なるべくこわさないよう、手入れをして、淡々といわれるがまま。

皆さん、また、お会い出来るのを楽しみにしていますね。

それでは、また。
今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!


圭通信より ストールプロジェクトについて

2017年09月14日

愛するみなさんこんにちは。
気がつくと夏が過ぎ去っていきますね。最後に圭通信をお送りしたのは福岡個展の前。
たくさんのご来場をいただき、また、これまでにないくらい沢山の絵が旅立っていったこと、皆さんに心から感謝します。ありがとうございました。
そうして、前回の圭通信でもお知らせした「ストールプロジェクト」も、元気よく前に進んでいます。 事前にお申し込みいただいた数は目標の200には及びませんでしたが、これで生産可能なように調整できました。
実は、9月15日までが、事前申し込みの期限となっていて、18000円でお申し込みいただけます。また、それまでに注文いただくとポストカードセットもプレゼントいたします。

お申込みはこちらからできますよ。

http://keiyasaka-project.com/

 

 
個展に向けて、集中制作を行い、展示をして、皆さんと語らい、多くの絵を見送ったあとは、自分が風の中で消えてゆくような感覚を感じます。 それは、わたしが愛着をもってこの世界に関わろうとしているのを、宇宙の風が、やさしく手をほどき、物質のさきにある本質へと向かわせるために体験させてくれている、微細なエネルギー体験なのだと思います。この種の体験を、人は「寂しさ」として理解し、記憶のクローゼットに分類して収納するのかもしれませんが、わたしにとっては、「自分」という存在が光のパーティクルに還元されていくような心地よさもあり、わたしはわたしではないという「真実の再確認」の体験でもあります。
その様な時間の前後には、空白があり、日常の生活はペースを緩めたり、止まったりしがちなのですが、今回は間髪をいれずに、大島でのストール原画制作へと、時空が加速して進んでいきました。
大島。今回「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産への登録で注目をあびる小さな島ですが、福岡市内から二時間ほどで行くことができます。しかし、短い距離であっても、海を渡ると、そこは都会とは違う時間が流れ出す。わたしはそこに4日間滞在して、島の自然や精霊たちを十分に感じることが出来ました。


沖ノ島は遠く大島から50Km先にあります。そこは、特別な神職だけが上陸できる聖域で、人々は大島にある遥拝所からその聖域の神的存在を祀ってきました。はるか海上に浮かぶその姿を、私もはっきりと見ることが出来ました。地元の資料によると、その沖ノ島に祀られている「タゴリヒメ」という女神の名前には、「霧が立ち込める」という意味合いがあるそうです。まさに、彼方の世界にエネルギーが凝集し、凝り固まって、特別な力がこの世に宿る。その感覚が島影に感じられました。
島は、車で20分もあれば、一周できてしまいます。港のそばには少しお店もありますが、それ以外はのどかな海岸や森が続きます。丘を登ればぐるりと360度見渡せる場所もあり、風車や、牧場が、豊かな自然を感じさせてくれる。暑いさなかではありましたが、あちこちをトレッキングし、スケッチしたりして、その場所のエネルギーを感じていました。
そう、その時のスケッチを今回のプレゼントポストカードにしています。


民宿に泊まることで、朝日と夕日を地平線の先に眺めることが出来ます。宗像の神湊からでるフェリーは、ほぼ一時間に一本で、日暮れ前には最終便が終わります。ですから、この島で寝ないと、あの朝日と夕日は見られない。それは一日の中で一番美しく、わたしは毎日、最高のロケーションをさがして、夜明け前に宿を出ました。大島には、「中津宮」という拝殿があって、そこに「タキツヒメ」という女神が祀られています。
この、宗像の関連遺産群では、宗像三女神とよばれる「タゴリヒメ」「タキツヒメ」「イチキシマヒメ」の姉妹が祀られています。そのうち、「タキツヒメ」がこの中津宮にいらっしゃるということです。「タキツヒメ」の「タキツ」には、「たぎる」や「たき」というような意味があるということで、海上の大きな渦や、潮流をあらわしているということです。馬蹄岩と呼ばれる場所に立つと、玄界灘の大きな渦のような流れを感じることができますが、まさに、何かを生み出す、世界へと発信していく力が、しっかりと感じられました。
では、島から陸へもどって、宗像大社で祀られているのはどんな女神か。それが「イチキシマヒメ」です。これは「斎く(いつく)」というような意味をもっていて、人々が集まり、自然神をまつる様子があらわれているといいます。たごり、たきつ、いつく。そうやって、海の向こうからやってくるものが、宿って、生まれて、育っていく。
遥か彼方、まだ、この国が縄文の名残を残していた頃、圧倒的に文明化された海の向こうからやってくる物や人との往来があった、北部九州。その大きなギャップの中で、さまざまな出会いがあり、変化があり、アイデアが生まれ、大陸にもヤマトにもない、新しい文化、アートがこの地に生まれていったことでしょう。


そう、今回のストールのテーマは「誕生」。私自身、この北部九州・福岡に生まれて、時代のギャップ、文化のギャップ、感性のギャップをたくさん乗り越えて、私にしか出来ないアートを創造しています。
その、違いを乗り越え、新しいなにかを生み出すというはたらきを、この大島で感じることができました。
島には、一軒だけ、今風なカフェもあって、早朝の制作を終えると、そこでコーヒーを飲むのが楽しみでした。店をやっている女性から、地元の様子や、祭りにかける島の人の真摯さを聴かせてもらって、どんどん変わっていく福岡の中心街とはまったく違う世界が、ここに残っているのも体感しました。
四日間は、とても美しく、なだらかな時空のカーブと、途切れることなく愛し合っているような時間でした。
その時間の中から生まれた原画を重ね合わせ、今、三本のストールが生まれつつあります。私が、納得がいった日にそれを公開します。

空・海・大地、その3つのテーマによるストールは、「空」がタゴリヒメを宿し、ブルー系のストールになりそうです。「海」はタキツヒメが生まれて、マゼンダ系の色合いに。そして、「大地」のストールは、多くの人が集まって生まれたものを育てていく場を形成する、イチキシマヒメが宿り、虹色のストールになります。

 


数年前にオリジナルストールを作りたいと思って、岐阜まで布を探しに行ったときにご縁をいただいた繊維会社の森親子も、全面的協力してくれていて、今回、世界的大手ブランドが森親子とともに開発している、最新の天然素材でつくった布を提供くださいます。コラーゲンから作られた繊維だといいます。
私は、滞在中、また、宇宙の大きな愛につつまれて、わたしという体を使い切って、今の世界に、愛と光をひたすら届けなさいと言われているのを感じました。
同じような事を、この圭通信を遡れば、十年以上も前から言っていると思います。その頃から比べたら、私の絵の光に振り返ってくれる人は格段に増えている。しかし、世界に届けなさいといわれても、まだまだ小さな活動です。でも、このストールは、それを着けた人が街を歩くだけで、目には見えない女神たちの輝きと愛を、広めてくれる。それを着けた人を包んでくれる。そういう特別なストールが、いま、誕生しつつあると感じています。
四日間の集中制作の中で、2018年のエネルギーについても、受信して、アートカレンダーの原画を受け取りました。海のなかに立つ島で、来年は、人類にとって、新しいコミュニケーション意識の発展が可能になってくる様子が見て取れました。
あの大島での時間の後、福岡に戻り、「はごろもアート」のイベント、福岡アートレッスン、そして、東京での10月の個展の準備と、淡々と創造の日々が続いています。
ストールプロジェクトは、実行委員会のスタッフが、進行を管理してくれていて、私は、原画の仕上げに集中することができています。 彼らの真摯さを見ていても、このプロジェクトの成功と発展をいのりたくなります。
ぜひ、15日までに、ご賛同ください。もちろん、それ以降も事前予約の価格とは変わりますが、お求め頂けますよ。近日中に、デザイン案は発表できそうです。
さあ、稔りの秋です。 ただ、食べ物が稔るだけではなく、冬からのプロセスで体験した心の糧も稔を得るのがこの季節です。
あなたは、ご自分という宇宙の中心から、なにを自分自身に受け取りますか。すべての人の手の中に、かならず光の稔があります。 目をとじて、そっと手を開いて、それを感じてみてください。 あなたの愛が、きっとそこにありますよ。
皆さん、よい週末を。 それでは、また。
今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!

圭通信より 2017年福岡個展

2017年07月23日

愛するみなさんこんにちは。大雨のなかで熊本のアトリエも、福岡の住まいも家族も無事でした。
宇宙の采配に感謝いたします。

本当に久しぶりの圭通信です。
圭通信、もうやめてしまったのかなと思ったかたも多いのではないでしょうか。

私はこの通信を書くとき、ある特定の意識状態を象徴するイメージの部屋にはいります。
その部屋が十分に光に満たされているとき、文字をタイプすることが出来ます。

ここしばらくは、その部屋にはいることが出来ませんでした。

日常のイベントがたくさんあったのでしょう。わたしは、普通の日本人男性として、目の前のことに精一杯だったのだと思います。
今日は、ようやく光の部屋をイメージすることが出来て、こうして、通信を書いています。

絵を描く時間と、この通信を書く時間では、また少しイメージが違います。
絵を描く時空には、地球の気配すらないときがあります。

とても広い時間と空間の領域で、たまたま、太陽系第三惑星に軸足をおいて関わっているという感覚です。
明日からの福岡個展で発表する作品も、そんな時間の中で淡々と生まれて来ました。

 



 

ここ数ヶ月で、私の魂の印象につよく残っていることとして、京都への旅がありました。
ご縁があって、とあるお寺で奉納舞をされる舞踏家のかたのそでで、ライブペインティングをすることになったのです。
そのお話は冬のあいだにいただいて、五月の末に、数十年ぶりの京都へいってみるのも悪くないとおもい、承りました。
福岡から、車でいったのですが、なぜだか、今回はイチキシマヒメの名残を追っていくような感覚がありました。
宗像三女神の霊統が、祗園へと響くかどうか。かつて試みられたことを、わたしはもう一度、試そうとしている。

 



わたしは、八坂という名前ですが、八坂神社が宗家にあたるのかどうか。血縁はなくても大ブランドの傘という意味ではそうでしょう。
おそらく、宗像の民も、八坂の民も、海の向こうからやってきて、新しい物語を紡いでいったのです。

途中、厳島神社に参り、所々で古代道路の場所を調べ、大阪で一夜をすごし、京へ上りました。
私の意識は、3000年ほどを旅していいたようです。

今、日本文化とよばれるものは、コンパクトに理解されていますが、実際には、なんと多様で、多岐にわたる多重世界でしょうか。

江戸の末期に、一端凝縮した日本特有の文化というのが隆盛をむかえます。ディティールを省き、全体を俯瞰します。

様々な輝きがあり、エッセンスをわたしは探します。なにか一つにすべてを集約させることはできません。
それでもやはり、むしろだからこそ、尾形光琳という人間に、かなり圧縮してさまざまな事が現れている。
そんなビジョンをみながらの旅でした。
私は、いまのスタイルの絵を描きながら、光琳という魂に、特別な光を感じていました。
かってに時空の中で私淑するのは、近代人ゆえの自由です。その自由さのなかで、わたしは素行の従順でない弟子として琳派に私淑している。

詳しい打ち合わせもせずに参加した奉納舞のお寺は、光悦ゆかりの寺でした。

 

 

住職は、いかにして琳派の発祥がこの地で起こったか、たのしく話してくださいました。
日本に概念より先に、現象として近代芸術に類するものが起きてきた17世紀末。
大好きなその時期を生きたひとびとの息吹を、住職は感じさせてくださいました。

そして、そこで、絵を描かせていただくことへの感謝が、わたしの中に満ち、それは光となってその場にいた人々を照らしました。
笑顔と、小さなよろこびと、一瞬でしたが、そこにはパラダイスがありました。

 



人は、たいせつな一瞬をわすれていくものです。
だからこそ、新しい今を受けとることが出来る。
それでも、魂が宇宙の大海へと帰ったとき、きらめくように自らを照らす、いくつかの人生の瞬間というのがあります。
生きてる間は気づかないことがあります。

わたしの日々はきらめきに満ちています。
わたしが届けるなにかを大切にする人、きづかずに笑いながら捨ててゆく人。様々な人がいて、それでいいと眺めながら、
ただ、わたしは何も付け加えないでいたいと思っています。すでに私たちは無限の愛を宇宙から受けとっているのだから。

イチキシマヒメと旅をして、その後さまざまな流れの中で、世界遺産登録で話題になっている大島であたらしいストールのための原画を描くことにしました。
まだ、世界遺産の事が話題になってない三月の終わりに、そうしなさいというメッセージを宇宙瞑想の中で感じ取り、いろんな出会いが重なり合いながら、地上でのプロジェクトに長け、かつ、未知なるものへの敬意も持ち合わせた人物とともに実行委員会をたちあげて、この幽けき光を携えたストールを世におくろうという情熱が、いま、育ちつつあります。

ただ、そこには課題もあります。
みなさんのご理解と協力が必要になります。そのエネルギーを一つの宇宙への発信として、より上質な作品を仕上げていく。これが、今回のチャレンジです。
こちらのサイトに、概要がありますので、是非ご覧下さい。
http://keiyasaka-project.com/

明日からの個展でもお申し込みいただけます。

「八坂圭展」
7月24日(月)>7月30日(日) 11:00〜19:00(初日12:00から・最終日17:00まで)
ギャラリー風 2F  〒810-0001福岡市中央区天神2-8-136

福岡アートレッスンは 9/9・10・11(土ー月)になります。申込み・ご予約は8月1日(火)から承ります。
(それ以前に申し込まれても確定いたしません)

では、明日から、お待ちしております。いつものように私は毎日会場にいます。

お会いできますことを。

今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!


2016年最後の個展(福岡)

2016年12月20日

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火曜日から今年最後の個展が福岡で始まります。
この個展で初めて公開する新作もありますし、東京での個展で展示して、まだ福岡の皆さんにお披露目していない作品も展示します。

20日、23日、25日の15:00からは、クリスタルボウル奏者とともにライブペインティングイベントも開催します。

福岡の皆さん、絵たちに会いに来てくださいますか。

会期中は10時から18時まで、毎日会場にいますよ。文房堂の隣にあるコーヒースタンド「Seed Village」や、表面カリカリ、しっぽまで餡子たっぷりのたい焼きを焼いてくれる「ひいらぎ」に寄り道しながらお散歩しに来てください。

※カレンダーは残りが少なくなっております。取り置きを希望される方はご連絡ください。

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八坂圭展
2017年カレンダー・絵画・マグカップ
12月20日(火)~12月25日(日)10:00〜18:00(最終日17:00まで)

20日・23日・25日/15:00〜
ライブペインティング(クリスタルボウルの演奏とともに)

山本文房堂:福岡県福岡市中央区大名2丁目4−32
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わたしがこの一年、時空の向こうの存在たちと向き合って得た響きたちが、静かに待っています。
そこで何を受け取るかは、あなた次第です。

今年も一年が過ぎていきます。
1000年単位のスケールで、新しい時代へと。
いよいよ時空の担当官も変わり、空間の手触りが変わって来ます。

きっと、年が開ける前に、もう一度、通信を出すことができるでしょう。

音や光、色、形になる前の、精妙なエネルギーの響きを実感する人々が増えて来ています。
気づいたものから、高く、軽やかに響いていく。

私たち自身が、宇宙の創造者です。

夜空が綺麗ですね。
それでは、また。

今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!

マレーシアで作品を紹介する

2016年07月20日

愛するみなさんこんにちは。

この、「愛するみなさんこんにちは。」という言葉は魔法の言葉です。

言葉には現実をつくる力があります。このブログを読んでくださっている方々のなかには、いろんな人がいます。そのすべての人に愛を。この挨拶で、実際にそのような現実を創り出すことができるのです。

私がこの言葉を発するとき、静かな呼吸と、ゼロに戻る感覚が得られます。まるで、新しく、今生まれたばかりのような感覚です。はじめまして。みなさん愛しています。そういう感覚です。

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マレーシアに行ってきました。2014年のマレーシアでのレジデンスプログラムから、アジアのアーティストとの交流が続いています。今回は、ペナン島での作品展に参加してきました。マレーシア・フィリピン・日本の作家によるアート・エキシビション。題して「Fusion 3」です。

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招待をうけたのは、もう一年ほど前でした。連れてくる作家は圭が選んでくれということで、このプログラムに興味をもってくれる画家を探していました。結果、東京芸大の工芸科を卒業し、ろうけつ染の技法で絵を描いている「片山穰」。福岡で日本の神秘性をテーマに据えて油絵を描き続けている「田代耕 一」。美術解剖学を研究しながら人体と空間を描いている「木森圭一郎」の三人とともに参加してきました。

2度目のマレーシアは、なんだか空港に着いたときからやさしく迎え入れてくれているようで、温かい風が心地よかったです。

インドでも出会った仲間たちが、またここでも顔をあわせる。私が参加しなかった他の国でのプログラムで、私の友人にあった話題をしてくれる。国境を越えて、世代も越えて、アーティストたちの交流がゆっくり育っているのを実感します。


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今回の旅で一番感じたのは、アジアにはたくさんのアートコレクターがいて、自分の目でいい作品をみつけ、作家を応援していこうとするエネルギーが息づいているということでした。


あたたかくて、食べものがたくさんあって、海外のひとがたくさん行き来して。みんな質素な暮らしの中で夢をもって人生を味わっている。あたりまえの日々なんだけれど、日本とは流れている時間がすこしちがう。

粗削りでも、新しいものを生み出していこうという創造的な雰囲気が旅のあいだずっと溢れていました。一緒にいった3人もそれぞれに刺激を受けていたようです。

アートとはなんでしょうか。

絵に限らず、音楽に限らず、彫刻に限らず、アートはひとによって形を与えられた全てです。たくさんの試行錯誤のあとに、そのなかから人々が普遍的な何かを見出していきます。たくさんの素晴らしいアートを見てきて、その歴史を知るにつけ、地球のアートは、アーティストとそれを見いだすひとの両方で生まれてきたのだなあと思います。


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今回、マレーシアのアートコレクターのお家や事務所をいくつか拝見させていただきました。どれも、素晴らしい作品で、しかも大きい作品が多かったのが印象的でした。言葉をこえて、共感できる、なにか普遍的なものをアートは模索している。

そんななかで、私がもっていった作品も、なにがしかの印象をギャラリーにきてくれた人たちに与えていたようです。私が宇宙的な感覚のなかで掘り進めている調和や愛の感覚が、絵画そのものを通じてひろがっていく。そんな時間を感じることができました。


出品作

自分の絵の前にたって、「しかし、これは私が描いたのではない。」と、思い至ります。そこにあるのは、私をつつんでいる宇宙の愛。

ギャラリーのオーナーは戦時下で生まれ、若い時はアーティストとして世界を駆け巡ったといいます。今は、世界遺産の街にギャラリーをかまえ、たくさんの作家の作品を世に広め、スポーツカーを何台ももってるんだぞと、自慢げにいいます。でも、今夜君たちの作品をみて、もういちど作品を作りたいっておもった。こんな夜は久しぶりだ、と、話してくれました。

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(オーナーのMr.Koay)

オープニングにはたくさんの美術愛好家があつまり、その場で作品をきめていきます。

展示は7月の後半まで続きます。

さあ、私は福岡でのアートレッスンです。
実は、マレーシアから帰ってすぐに、母校の西南学院高校の文化祭で、黒板に絵を描き、アートについてお話しさせていただきました。
アートを通して、ひとりひとりの中にある光を呼び覚ますこと。そのことを淡々と続けていきます。

フィリピンから参加していた、著名なパンディという作家が、オープニングの挨拶でこう言っていました。
「今、世界には問題が山積している。マレーシアは多人種、多宗教、多文化の国だ。それでも、こうやって、アートの空間で平和であれる。アートに境目はない。アートは今の世界の摩擦を減らし、癒すことができる。」

そうなんだなあ。私は彼の言葉を聞いて、素直にそうおもい、世界にはたくさんの同志がいるんだと感じました。

どんな作品が、あなたの光に響きあうのかはわかりません。だからこんなにも多様な世界と作品があるのです。
あなたの目で、遠慮せずに、すてきな何かを見つけてください。

それでは、また。
今日も、宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!

六本木個展のワンシーン

2016年04月02日

明日、4月3日から個展の後半が始まります。
少しだけ小さな作品が加わりました。金曜日までです。

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八坂圭展
「多次元への扉」
2016年3月26日(土)~4月8日(金)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)
※4月1日(金)2(土)は休廊です。

Shonandai MY Gallery
106-0032
東京都港区六本木7-6-5
六本木栄ビル3F
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これから先、何十年もわたしは絵を通じて宇宙の愛と光を届けます。
でも、今回、現れてくれた絵たちは、今回だけ、今だけの輝きです。

いつものパノラマビューをご案内します。
このサービスは、いながらにして会場の様子がご覧いただけてとても便利ですね。
しかし、やはり実物は違います。
http://www.jpartmuseum.com/jam_live/shonandai45/

精神を世界に旅させ、宇宙へと心は解き放たれ、美しさの可能性を探検し、紡いでいます。
人の精神は美を見出すと、光を浴びた植物のように成長していくといいます。

私がとどける何かが、あなたにはどう映りますか。

 

purpose_of_lifepurpose_of_life
 

新しい可能性を追求する道はときに平坦ではありませんが、わたしは天使たちと光の仕事を喜んであゆんでいます。

しかし、あなたの目に届かなければ意味がないのです。
かけがえのない、あなたに。

そして、今、わたしの中に響いているインドからの響き。
これをあなたに届けたい。
そのためのアートレッスンです。
是非、ご参加下さい。

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2015年4月東京アートレッスン

15日(金)・16日(土)・17日(日)

朝:10:00~12:00
昼:13:30~15:30
夕:17:00~19:00
(金曜のみ 夕:18:30-20:30)

予約表:
https://goo.gl/wOhRBL

会場:吉祥寺レンタルスペース「YORU」
http://yappyhaps.wix.com/yoru#!access/c1bl5

連絡・申込み(八坂圭)
080-6546-8855
(もちろんメールでも大丈夫です)
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あなたを、お待ちしています。

では、今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース


インド旅行記7 終章

2016年03月15日

「美しさとは宇宙の資源で、その鉱脈を掘り進めることが人間精神の重要な仕事のひとつである」

これも、かつて書き留めてあった言葉のひとつです。
これを書いている3月15日は、実際には熊本のアトリエで作品を仕上げている時間です。
11日からは、水の力で自分のなかの美しさを掘り当てるアートレッスンを開催していました。
インドで見つけた光の源流が、ずっと続けてきたこのレッスンのなかにも、初めから流れていた。
そう、確認できました。

さて、インドの旅の記録を終わらせましょう。読んでくださるかたからも、一緒に旅してるようで楽しいという声をいただいています。
旅は帰る場所があるから旅なのです。あなたの心はどこへ帰るかな。

dance_india
 

dance_india02
 

magazine
私たちのことは、幾つかの記事になったようです。

 

kazi
 

ダンスフェスティバルの会期はおわりにさしかかり、リラックスしたムードが漂っています。様々な言語が飛び交うこのグループ。バングラディッシュ人のカジは、インドのアシットとも同じ言葉で話せるようです。ヒンディー語の仲間だということです。

 

よくよく話を聞いてみると、言葉は違うけど、推測してわかり合える範囲の違いだそう。それでも、まったく通じない言葉もたくさん国内や周辺にあるそうです。
いろんな新聞や本を見せてくれて、同じインドでも文字からして何種類もあり、多言語・他民族国家であることを教えてくれました。

「親戚が日本で仕事をしてます」といって日本語で話しかけてくる人もとても多いインドです。
もともと、多言語だからなのか、他の言語を取り入れる能力が発達しやすいのかもしれないですね。

「さあ、今度はインドネシアでアートキャンプだ。是非、参加してくれよ。」
「その前に、カシミールでのレジデンスに招待したいんだが。」
「マレーシアでの展示も忘れないでね。」
「ルーマニアでも、計画中だよね。」
「誰が予算をだすんだよ、そんなに全部には参加できないよ。」
「それはみんな同じよ!お金のことはあとから、あとから!活動しないとなにも始まらないわ。」
「アーティストとして生活を立てていくのは、簡単じゃないよな。」

いろんな言語が混ざり合いながら、芸で生きていこうとする人たちが、こんな話題になっていく様子は、地球のどこにいってもかわらないのだろうな。

ただ、わたしは「アーティストだから大変」というのは少し違うかもとおもいます。きっと、自分の所属がなんであっても同じ。
漁師であっても、商店であっても、役所づとめであっても、みな、それぞれに大変です。

私たちの意識は夜スイッチを切って、その内側に抱いている魂を肉体のそとへと解放し、魂たちは星の世界でお互いの体験をシェアするといいます。
魂の座談会でも、きっとこんな話をしているかもしれません。

『人間で生きていくのは大変だよ。』
『犬でやっていくのも、大変よ〜。』
『白樺の生活はいつも瀬戸際なんだよ。』
『惑星として存在しつつづけることの危うさと言ったら!』
『天使であり続けるのはいつもチャレンジの連続です。。』

それぞれに、それぞれが最善を尽くしている。

このグループでは中国語も共通語のひとつ。国境がちがっても、理解し合えるもう一つの言葉です。残念ながらわたしにはほとんど分からないのですが、英語とヒンディー語と中国語が折り重なる会話の中で、少しだけ拾えたように思った言葉。

「でも、こうやって、ここにいるって事は、誰かが私たちを理解し応援してくれているってことだよね。」

本当にそうだなあと、思いました。
わたしの活動の背景には、これを読んで下さっている皆さんの応援があります。
ありがとう。

『この宇宙に、私たちは生かされている』

みな、自分たちでなにかを成し遂げたと思っていても、すべての出来事は起きるべくして宇宙という命の中で起きている。
出会うようになっていて、気づくようになっていて、読むようになっていて、いま読んで下さっている。

全ての存在に敬意をはらい、愛であれるひとつのビジョンがここにあります。

「じゃあ、また。世界のどこかで。」

jiin
 

そういって、カジュラーホーを後にし、デリーへ。空港からはそれぞれの国です。

目に見えていることは、たくさんの目には見えないエネルギーの一端でしかありません。
人の心も、過去も、素晴らしいひらめきも、いつも世界を覆っている愛のバイブレーションも目には見えません。

しかし、それは確かにそこにあって、太古からそのことを大切にする精神の流れがあります。

その光の川の末端に、わたしもいる。あなたもいる。

大昔にその川がこの星に流れ始めた頃の源流を見に行ったような旅でした。
そして、また、たった10時間で、末端へと。

いえ、ここが、また、新しい源流なのかもしれません。
そう思えば、そうなる。

わたしから、あなたから、絶えざる叡智を降り注ぐ光として受け取り、目に見える世界に流していきましょう。
光の川を見る目があれば、美しさを掘り当てることが無限に可能なように思えてきます。

たからものをうけとりに。

日常という旅が続いていきます。

 

unoko (制作している熊本で見つけた瀧です。光もこうやって世界を巡っています)

いつか、また、わたしの絵を迎え入れてください。

それでは、また。
今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!

インド旅行記6

2016年03月10日

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自転車でひく人力車が、アジアには溢れています。それらはRickshw(リクショー)と呼ばれ親しまれています。語源は、日本語の人力車です。

これに参加アーティストみんなで絵を描こうということになりました。

国内のアーティストたちも、それぞれに、カラフルなリキシャを描き上げていきます。

2016_India20160225163504
 

その様子も新聞やテレビで紹介されたようです。私たちの活動や作品がインドの人々になにか刺激を与えることが出来たなら、とても嬉しいことです。

 

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大方のイベントはおわり、すこし自由な時間もできたころ、参加アーティストはそれぞれのペースで買い物をしたり、観光に出かけたり。

今回の宿は「ホテルプリンセス」という場所。名前にふさわしく、なかなか清潔でさわやかな場所でした。そこの従業員がとても親切で、「インド式のマッサージはどうかな?以前、あそこに見えている、ケララ・アーユルベーダ・センターで働いていたんだ。お金は取らないよ。」といって、半ば無理矢理、ベッドでマッサージをしてくれました。それはそれで、気持ちが良かったのですが、そういえば、アーユルヴェーダのことを忘れていたなあと、なにか閃くものがありました。

アーユルヴェーダは、中国の漢方にも通じるほど古い、世界最古の部類に入る体系的医学です。60年代のヒッピームーブメントとともにアメリカでも流行し、美容的な観点から先進国でも人気になっています。特に眉間のあたりにオイルを垂らすシロダーラというわれる施術は、日本で受けるととても高価なので、現地で受けてみることにしました。このときは2時間で40ドルほどでした。

裸にされて、筋骨たくましい男性が、力強く全身をほぐしていきます。
老齢の先生が途中からオイルとハーブの調合を見て、頭にあたたかいオイルを垂らします。
ゆったりとした、ながい、時間でした。
常にクラクションが響き、歩いていたら絶えず人々が話しかけてくるこの町で、はじめて静かな静かな時間を過ごしました。

終わってからしばらくぼーっとして、施術室をでて、吹き抜けの階段を降り、一階へ行くと、先ほどの老齢の先生が診療室のようなとこから、「まあ、ちょっとすわっていきなさい」と声をかけてくれます。

本当に、ぼーっと座っていました。
突然、先生が「で、カジュラホ−はどうだった。」と聞きました。
わたしは「ええ、素晴らしい寺院群の建設で、毎夜のダンスも素晴らしく美しい日々でしたよ。」
と応えていました。すると、すかさず「どうせ、嘘だらけのガイドの説明を沢山聞かされたんだろう。」と笑いながら言われました。わたしはきょとんとしてしまいました。

「あれは、カーマスートラとはなんの関係もない。人間が作ったものじゃないかもしれない。ヒンズー教のものでもない。」

わたしのぼやけた感覚が、急に1カ所だけ焦点があうような感覚がわき上がってきました。ある一つの点へ、それを象徴する言葉が遠い記憶から立ち上がってきそうなそのときに、

「あれは〇〇〇〇だろ。」

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その言葉が、先生の口から聞かれました。わたしの中で立ちあらわれようとしていた言葉とはっきりと重なり、その一点だけがぴたりとピントが合ったのです。

何年も、私の中で思い出さなかった、使ってこなかった言葉でした。しかし、かつては随分と大切に調べていたこと。ぐるん、と何かが動き、旅の間、腑に落ちなかったことが全てつながりました。

あえて伏せ字にしたのは、その方が、私にも読む方のためにもなると思ったからです。
よく知られた言葉です。
ただ、タイミングと、それぞれに応じた学びが符合したとき、それは力をもっている言葉なのだとおもいます。

わたしにとっては、これが旅のすべてでした。

その、ピントの合った無限の一点は、まさにわたしがスピーチで話した無限への消失点でした。
その後も先生は様々なことを教えてくれました。「サンスクリット」という言葉の元になったのは、「文明たち」をつくる「煎じ薬」という言葉であるという説や、中国の象形文字の発展の途中で、サンスクリットからの影響をも中国語がとりいれていったことの形跡の見つけ方など。わたしの基本的気質も、触診してくださり、「ピッタ・ヴァータだね。血液型はOだろ。」と。アーユルヴェーダでみる気質については、自分でいろいろ本を読んで分かっていたので、納得しました。そんな話を延々と続け、気がつくと何時間もたっていました。初めて会うのに、話しているのが二人ともとても楽しかったのです。

でも、わたしの脳はさきほどの衝撃で、ずっと、その消失点の向こうの宇宙を感じていました。そして、そこから流れ込んでくる叡智が、宗教・科学・哲学・思想などと、さまざまに呼び名をあたえられ、大河のように、地球を旅している様子を、まるで、高解像度の映画でもみているように、眺めていました。

まるで濃縮されたエッセンスのような、宇宙からの光が、時間と空間をながれ、世界中へ広がって、そして、そう、日本という島国で、また、光をあつめている。レメディーは希釈されることで、初めて働くという性質があります。文明の煎じ薬は、こうして働いているのかもしれない。

この先は、アートレッスンなどで、直接お話しできる機会にお伝えしようとおもいます。

最後に、先生がカジュラーホー寺院群の背景にある神話を語ってくれたので、それを記しておきます。なお、先生はこの神話はファンタジーではなく、宇宙的な事実だと考えていると満面の笑みをもって、話されていました。

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ある神話時間において、地球の生物たちが性に関することを丁寧に扱わず、そのことで遊び回っている様子を見て、破壊と創造の神シヴァが腹をたてたそうです。それで、第三の目をひらき、すべての生き物(もちろん人間も含む)の性的ホルモン(先生の表現のまま)の活動を全て停止させたそうです。そうして、地上はとても静かで調和したのですが、宇宙創造のブラフマンとシヴァの伴侶ビシュヌは、これでは、生命のサイクルがとまってしまう!と困り果て、ある神族に、「生き物たちがその生命力を再発動させる建物を建てなさい」と、命じたそうです。そうして、その神は、三秒で指を弾くようにして、この寺院群を建てたといいます。この寺院群は、生命力のリバイバルを司っているモニュメントだといえるのかもしれません。
 
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そう聞いて、なにかとても納得しました。

「みんなに君から本当のことを伝えてくれ」
あは、みんなが聞いてくれるならね。

あくまで、この話はわたしの伝聞です。

しかし、なにか示唆にとんだ内容を含んでいるかもしれません。
それは、受け取られたあなた次第。

こうして、わたしの旅はとても意義深いものになりました。

わたしの中に、そして、あなたの中にいきづいているなにか。
大きな幹がのびて、たくましくわたしたちをつらぬき、名称をこえて、枝葉末節からルーツへと視線をうつすとき。

わたしたちが生きている中に、宇宙の叡智がはたらいています。

明日から、アートレッスン。
https://goo.gl/HYs4vU
あの、ただ滲んでいくだけの色にも、その光が宿ります。

それでは、また。
今日も宇宙に満ちる愛とともに。
ワールドピース!

インド旅行記5

2016年03月09日

スケールの違いで、同じ物が全く違った表れ方をするのをご存知ですか。たとえば、地球。宇宙からの画像でみる地球は、とても青く、有機的で、美しく調和しています。大気圏からの視点にスケールを移すと、幾何学的な都市の造形が見え出し、そこには人間の思考が見て取れます。さらに、スケールを地上に戻すと、そこには見慣れた人間の姿があり心も感じられます。

 

2016_India20160220200712 (異国の地で国営放送のインタービューを受けるのも、あるスケールの地球のワンシーン)

 

この見慣れた感覚から自分を解き放ち、様々なスケールで物事を捉え直すことを楽しむ時間は、人生を豊かにします。

 


アートや旅はその機会をたくさん与えてくれます。

街の喧騒から離れて、レネアの滝を見に行く機会がありました。

 

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そこは、何億年も前の巨大な火山の火口で、純粋な花崗岩が切り立った地形をつくりだしていました。

 

わたしは、時間のスケールをこえて地球と人々のつくりだした文明を旅します。空間にも時間にもスケールを縦断する想像の旅をするには、いくつかのコツがあります。20年ほどかけてわたしが会得したコツを今日は特別にお伝えします。準備ができている人には、有用だと思います。

「大まかにみる心。先人たちが調べてくれた情報をある程度は集めておく知恵。一つのスケールに止まらないこと。ディティールを想像すること。重箱の隅をつつくような思考が動き出したら、想像の旅を一度手放すこと。目の前の事物を、同じ想像力をもってみること。その想像の素晴らしさを十分に体験しながらも、決してとらわれず、新たな視点の可能性をいつも開いていること。」

そうやって、乾期ですっかり干上がった滝壺をながめ、地球と、インドの大地としばし会話を楽しみます。

「偉大なるイリュージョン」

そういう声と笑い声が聞こえてきていました。

 

2016_India20160224115937
 

地球の上で、さまざまな営みがあり、さまざまな文化が生まれ、色とりどりのそれらが、混じり合って、いくつものレイヤーが重なるようにして、新しい絵になり、拡散し、消え去り、また、生まれ。

古代においてインド、そして中東で生まれたものが、洗練され、薄められて、今、私たちが住んでいる列島に届いていく様子が感じられます。
わたしは、現代的な材料をつかって絵を描いていますが、そこにある美意識は、伝統的なものかもしれないと思っています。材料や技法が伝統的であることで、日本特有の絵画を生み出すことも大切ですが、技法や材料がかわっても残り続けるなにかがあるならば、それは、本質的なものかもしれない。そういうチャレンジがわたしの制作のなかにあります。

その美意識にのなかに、遠い遠い昔、インドから届いてきたなにかも、今のわたしの絵のなかに流れているのかもしれません。

今回、わたしが展示していたのはこの4点の絵画でした。

 

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先入観なく絵と出会ってもらい、絵の前で長く立ち止まるひとに話しかけて、すこし感想を聞きました。戸惑いよりも、絵から受け取られる美しさの感覚を素直に話してくれる方がとても多かったことが印象的でした。

そして、驚いたのは、ある記者の方が、短くインタービューをさせてくれと言われ、わたしはなにも説明していないのに、「瞑想についての考えをお聞かせください」と質問されたことでした。絵だけをみて、それが、瞑想によって得られる感覚を背景にしていると、理解してくださったわけです。

インドには、健全な精神文化がいまも実際的に息づいている。そう感じる一瞬でした。

しかし、わたしはまだこのとき、思い出せないでいた一つの言葉をぼんやりと感じていて、なにか釈然としない心地だったのです。

それは、また次回。

今日も、宇宙に満ちる愛とともに。

ワールドピース!